事先声明:这个不是我听写的……比我的正确率高……
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「なーに、シャーリー、そんな難しい顔して~。便秘?2日目?」ミレイ
「違いますぅ」シャーリー
『私は悩んでいた。お父さんからもらったコンサートのチケットをルルに渡すかどうか…』シャーリー
「暢気だね~。世間は一昨日のナリタ騒ぎで持ちきりだっていうのに。だーからさ、言っちゃえばいいのに、『好きです』って」ミレイ
「そ、そんなのダメですよ、そんなの!!」シャーリー
『本当は言いたい、一緒にコンサートに行こうって。本当は伝えたい、私の気持ちを。でも…どう声を掛ければいい?もし断られたら……。想像だけがどんどん膨らんでいく。そう、例えば……』シャーリー
「ルル!」シャーリー
「何だ、シャーリー」ルルーシュ
「あ、あのね、明日クラシックのコンサートがあるんだけど、もしよかったらどうかな?あの、チケットが一枚余っちゃって、それで…誰か興味のある人がいればって…」シャーリー
「それは嬉しいな。いいのか?」ルルーシュ
「も。もちろん!!」シャーリー
「ありがとう」ルルーシュ
「へ?…じゃあ」シャーリー
「喜ぶだろうな、ナナリー」ルルーシュ
「え?」シャーリー
「ナナリー、クラシックが好きでさ。明日か…咲世子さんに言っておかなくっちゃ。ありがとう、シャーリー。それじゃあ」ルルーシュ
「あ、あー……どう…いたしまして」シャーリー
『………ダメだー、これじゃあ…。恰好付けて気のない振りなんかするからいけないのよね。もっとストレートに言わなきゃ!……そう、例えば…』シャーリー
「クラシックのコンサート?」ルルーシュ
「ルルだから誘うんだからねっ!!」シャーリー
「え?」ルルーシュ
「ルルじゃなきゃダメなの、どうしても何が何でもルルなの!!!…私、私ね、ルルが」シャーリー
「おい、落ち着けよシャーリー。みんな見てるだろ?…だいたい、どうして俺なんだ?」ルルーシュ
「ルルがっ!……えーと…え…暇そうだなーって思って」シャーリー
「なっ!失敬なっ!!俺にだって予定くらいある。生徒会の仕事もあるし、宿題もやらなきゃならないし、炊事、洗濯、ギャンブルと24時間では捌ききれないな」ルルーシュ
『………ストレートすぎるのもダメかぁ…。ルルの都合だってあるよね。予定があって当然だし……っ!!!別の理由があるかも』シャーリー
「ごめん、2人では行けないよ。実は俺…」ルルーシュ
「シャーリーじゃない。なーに?私のルルに何かご用?」カレン
「ルルって…何でカレンが!?」シャーリー
「俺達、結婚を約束した仲なんだ」ルルーシュ
「ねー、ル~ル♪」カレン
『………や、ヤダ。変な想像になっちゃった。カレンだって否定してたし、それはないよ!……けど、ルルにも好きな人とか、いるのかも…』シャーリー
「ゴメン、俺には将来を約束した人がいるんだ」ルルーシュ
「カ、カレンじゃないよね?」シャーリー
「お兄様ーっ、早く行きましょう。結婚式が始まってしまう」ナナリー
「え!?ナナちゃん?」シャーリー
「あぁ、俺ナナリーと結婚するんだ」ルルーシュ
「で、でもナナちゃん、妹じゃない!!そんな…」シャーリー
「残念でした。実は私達血が繋がってないんです。うふっ」ナナリー
「じゃあ、そういうことだから」ルルーシュ
『……バカバカバカっ!そんなはずないじゃない!!確かにルルはナナちゃんに優しいけど、だからって…』シャーリー
「ルルーシュ、早くっ!結婚式が始まっちゃうよ」スザク
「あぁ。あっははははは」ルルーシュ
「あはははは」スザク
『……うわーっ!!!ストップストップ!変な想像ストップっ!!!!!何考えてんの、私。ソフィじゃあるまいし、そういう趣味はないはずっ』シャーリー
「何言ってるの、シャーリー…」ミレイ
「会長!??…私、もしかして声に出してました?」シャーリー
「あったり前じゃないっ、ねぇルルーシュ」ミレイ
「は?」シャーリー
「あぁ、恥ずかしいヤツだな、お前」ルルーシュ
「え、いや、でも…」シャーリー
「もういいよ。行こう、ミレイ。新婚旅行はモナコでいいかな?」ルルーシュ
「あれ、ちょっと待って…あれれっ!????」シャーリー
「ちょーっと待ったっ!!!ルルーシュは俺と」リヴァル
「リヴァルも?」シャーリー
「にゃーぉ」アーサー
「アーサー…あんたまで!」シャーリー
「お兄様は私と結婚するんですっ!!」ナナリー
「ルルーシュ、わかっているよな?」スザク
「許さない……。ルルは私だけのモノなんだから」カレン
「バイクに空き缶も付けたことだしさ」リヴァル
「おいおい、俺は一人しかいないんだぞ?」ルルーシュ
「ん~、良いじゃない。この際皆で結婚しちゃおうよっ」ミレイ
「賛成賛成大賛成っ!!」リヴァル
「ほら、シャーリーも。そんなところにいないで」スザク
「え、何、これ何っ!??」シャーリー
「いいじゃん、いいじゃんっ!!」リヴァル
「あははははははははははははははははははっ」皆
「………うふはははははははははははははははっ」シャーリー
「戻ってこーい!!!!」ミレイ
「痛てっ!!!」シャーリー
「こっちの世界に戻れましたか~?」ミレイ
「あの…私何を…」シャーリー
「もう、こっちが聞きたいところよ!せっかく恋愛のいろはを教えてあげてるのに、一人で笑い続けてさぁ~」ミレイ
「はぁ、すみません。違うこと考えてました」シャーリー
「もーっ…要するにだ、考えてるだけじゃダメ!行動が大事だってことよ」ミレイ
「そう……そうですよね。会長、私行ってきます!!」シャーリー
「よーっし、行って来い!その調子……ってどこに?」ミレイ
『わかってる。拒絶されることを恐れてちゃダメなんだ。会長も言ってた。今はずっと続かないって。想像の中で怖がってたら、このまま取り残されちゃう…。……私の気持ちだけ…』シャーリー
「ルルーっ!!!」シャーリー
「何だ?」ルルーシュ
「あ、あの、お父さん単身赴任してて、でも私のご機嫌取りにってよくこういうの送ってくるの。それでなんだけど」シャーリー
「何、これ?」ルルーシュ
「コンサートのチケット。よかったら一緒にどうかな?」シャーリー
「あ、ありがとう」ルルーシュ
「わ、私、待ってるからっ。それじゃあ」シャーリー
「おい!待ってるって、ちょっと…」ルルーシュ
『……どうしよう…やっちゃった、やっ端っこちゃったよ、私っ!…来てくれるよね?嫌だって言われなかったし。それに、一緒にコンサートに行くだけだもん。でも、チャンスだし。ありがとう、お父さん』 シャーリー