第7章 プロジェクト資源の計画
1.調達計画プロセスの目的を説明できますか?
プロジェクトに必要なもののうちで組織の外部から取得すべきもの
を特定することです。内外製分析は、その作業を支援するツールと
技法として使用されます。
2.契約タイプとその用途を明確に説明できますか?
調達計画プロセスのツールと技法であり、定額契約と実費償還契約
に分かれています。十分に定義され、会社にとって高い価値を持つ
プロジェクトでは定額契約を使用します。不確実性が高い、プロジェクト
の初期に大きな投資が必要なプロジェクトでは実費償還契約を使用します。
定額契約にはFFP、FPIF,FP-EPAの3種類があります。実費償還契約には
CPFF,CPIF,CPPC,CPAFの4種類があります。タイム・アンド・マテリアル契約
は、定額契約と実費償還契約の双方の要素を採り入れたものです。
3.調達計画プロセスのアウトプットを挙げられますか?
調達マネジメント計画書、調達作業範囲記述書、内外製決定、調達文書、発注
先選定基準、変更要求です。
4.人的資源計画書作成プロセスの目的を説明できますか?
役割と責任の決定、プロジェクトに関わる報告関係の明確化、要員マネジメント
計画書の作成を行います。要員マネジメント計画書には、チーム・メンバーを確保
する方法とメンバーの離任基準を記述します。
5.品質の要求事項を満たすことの利点を説明できますか?
品質に関する要求事項を満たす利点として、ステークホルダーの満足度の向上、コスト
の低下、生産性の向上、手直しの減少が挙げられます。これらの利点は品質計画プロセスで
明らかになります。
6.品質コストの意味を説明できますか?
品質コスト(COQ)は、プロジェクトのプロダクトまたはサービスを品質標準に沿って
生み出すための総コストです。
こうしたコストには、品質に関するプロダクトの要求事項を満たすのに必要なすべての作業
の分が含まれます。品質コストに関連する3つのコストとして、予防コスト、評価コスト、
不良コストがあります。
7.COQと関係がある4人の人物と彼らの功績によって確立された技法をあげられますか?
クロスビー、ジュラン、デミング、シューハートです。かれらが確立に貢献した技法として、
TQM、シックスミグマ、品質コスト、継続的改善があります。「カイゼン」アプローチは、
継続的な改案にかんするものであり、まずは人的資源の強化が必要であると述べています。
8.品質計画プロセスのツールと技法を挙げられますか?
品質計画プロセスには、費用便益分析、品質コスト、管理図、ベンチマーク、実現計画法、
統計的サンプリング、フローチャートか、特定の品質管理手法、その他の品質計画ツールと
技法があります。